6日目 最後の夜 またイエス様!
無事家に帰り着く。やれやれ。あとは明日、空港に行くだけだ。15分のドライブで全ては終わる。(と思っていたが、また少し恐怖を味わうことになるとは、知らなかった)
家に帰ると、映画見ない?とクリスチャンさん。
私のパパイヤを御裾分けし、パッションフルーツのKOMBUCHAをもらって飲みながら映画観賞。
イエス様の物語である・・・。
まあ、こういう時はおとなしく見る。
そしたら、結構おもしろかった。
知らなかったこととか、忘れていたこととか、かなり新鮮に感じたものだ。
私の思想的視点は、恐ろしく高いところに来ていることを確認した。
でも途中で眠くなってしまって、クリスチャンさん途中を飛ばしてくれる。
シーンは、イエス様が十字架を背負わされて罵倒されるところへ。
クリスチャンさん涙ぐむ。多分、この映画、何十回と見てるはずだけど。
私もちょっと心が痛かった。
いつの時代も、いわゆる俗人的民衆って、恐ろしく残酷で、これは人なのか?と思う。汚い、醜い。
小学校のとき、飼育小屋のウサギを木に投げて当てて笑っていた、くそ憎たらしい女子児童の姿を思い出した。あれは人間だったのか。
今の私だったら、あんな奴の頭、ぶっ叩いてやる。
当時の健気な私は、そのような怒りより「なぜ?」と、その行動の訳が分からず、でもウサギがかわいそうで、クスンクスン泣いたのだった。
そんなこんなで映画が終わると、クリスチャンさん「あなたのためにお祈りしていい?」というので、お祈りしてもらった。
熱烈な信者の祈りは強力なのだ!
私はイエス様も味方につけたぞ!思いがけず・・・。
なんだか、最後の夜は、イエス様のおかげか、ぐっすり眠ったような気がした。